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佐野SAストライキ 経営陣が新規融資凍結を認めた決定的瞬間《動画独占入手》

 東北道・佐野サービスエリア(上り線)のフードコート、売店がストライキに突入してから2週間余り。運営会社「ケイセイ・フーズ」の岸敏夫社長(61)と労働組合は対立を深めている。

 現在、経営陣と労組で争点のひとつとなっているのは、親会社がメインバンクからの融資を凍結されている事実をケイセイ・フーズ経営陣が否定していることだ。「週刊文春デジタル」は7月20日に行われた岸社長同席の労使交渉の動画を入手した。そこにはケイセイ・フーズ経営陣が融資凍結の事実を認める、決定的瞬間がおさめられていた。

新規融資凍結で売店から商品が消えた

商品が搬入されなくなったため、店頭からはは陳列棚が撤去された ©文藝春秋 

 労組は、8月13日に実質的な解雇を言い渡された加藤正樹元総務部長(45)と支配人I氏の正式な解雇撤回に加え、“経営状態の正常化”を要求し、8月14日にストライキへ突入した。ケイセイ・フーズの親会社である片柳建設への新規融資が凍結されたことで、現在は正常な経営状態になく、安心できる状態に戻してほしい、と主張している。

加藤氏 ©文藝春秋

 実際、新規融資凍結処分が原因で現場は混乱に陥っていた。加藤氏が語る。

「新規融資凍結の話が取引業者の間で広まり、未払いを恐れた業者が商品の納入をしなくなった。8月上旬には倉庫や売店からほとんどの商品が消えました。商品が納入されないと、売り上げがたちません。従業員の給料も支払われなくなる可能性もあり、現場は不安一色でした」(加藤氏)