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『おしん』小林綾子が語る「『なつぞら』のお話を頂いた時は夢のような気持ちでした」

「あのヒロインにもう一度逢いたい」――『おしん』小林綾子

『おしん』の放送から36年経ってお邪魔した朝ドラのスタジオは、以前と比べるとゆったりとしているな、と感じました。当時は2日間リハーサルした後、3日間収録。どんどん撮影が進んでいくんです。でも久しぶりの撮影現場の雰囲気はとても穏やかで、これも働き方改革の影響かな、と思いました。

小林綾子さん ©文藝春秋/杉山拓也

 もともとお母さん役でも、街中のおばちゃん役でも良いのでまた朝ドラに参加できたら……と思っていました。ですから『なつぞら』のお話を頂いた時は夢のような気持ちでした。

『おしん』1983年4月~1984年3月 山形の寒村に生まれた“おしん”こと谷村しんが明治から昭和を生き抜く様子を描く。小林は幼少期を演じた。平均52.6%、最高62.9%というドラマ史上最高視聴率を記録 ©NHK

 セットに足を踏み入れると、掘っ立て小屋に土間があって囲炉裏がある。それに莚(むしろ)も敷いてありました。「あれっ、これってどこかで見たことがあるな……」と思って考えていると、そうなんです! 『おしん』のセットにそっくりだったんです。自分の家というか、故郷に戻ってきたような気持ちになりましたね。

 こうしてまた自分のスタート地点に帰ってくることができて、私は本当に幸せ者です。安心感と懐かしさの中、お芝居させて頂いています。

『なつぞら』2019年4月~9月 戦災孤児の奥原なつ(広瀬すず)が北海道で成長し草創期のアニメの世界で、アニメーターを目指す姿を描く。小林は、なつの幼馴染・山田天陽(吉沢亮)の母を演じる ©NHK

こばやしあやこ/1972年8月11日生まれ。東京都出身

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出典元

「韓国と徹底的に白黒つけろ」安倍VS.文在寅

2019年8月15・22日号

2019年8月8日 発売

特別定価460円(税込)