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YMO“幻のメンバー”横尾忠則が語る「僕が細野さんにテクノ・ミュージックを紹介した日」

結成40周年スペシャル――YMOは永遠に

2019/09/20

 コンピューターを駆使した斬新なサウンドで世界を沸かせて40年。YMOを追い続けた写真家・三浦憲治氏の作品集『40 ymo 1979-2019』が8月26日に発売された。同書からスペシャルカットを特別公開し、彼らをよく知る人物の言葉と共に輝き続ける3人の足跡を辿った。

 (取材・文=吉村栄一)

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 最初に細野晴臣さんと会ったのは1978年。いきなり訪ねてきたんだ。

 それからすぐに一緒にインドに行って、『コチンの月』というアルバムを作りました。

【1979】8月、YMO初の海外公演のために渡米した(左から坂本龍一、細野晴臣、高橋幸宏)ロスアンジェルスにて

 このインド旅行中、僕が熱中していたジャーマン・ロックのテクノ・ミュージックを細野さんに紹介したんだけれど、それがYMO結成のヒントにもなったんだと思う。

 細野さんはそれで僕を音楽通だと思ったんでしょう。すぐにYMOに勧誘された。ぼくとしても乗り気で結成記者会見にも出る気でいたのだけど、締め切りに追われて出られなかった。それでもういいやと。そういえばあの締め切り、週刊文春の仕事だったのかもしれないね(笑)。 

【1981】人気絶頂を迎え、多忙を極める中での撮影。どんな状況でもユーモアを忘れないのが、彼らのスタイルである