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私的に会うことを承諾し居住マンションの名前を告げる

ア メンバーとファンに関する原告の決まり
原告は本グループのメンバーがファンと私的に連絡を取り合うことや原告の従業員を介さずに私的プレゼントを受け取ることなどを禁止していた。原告では上記の禁止に違反したメンバーについては相応の処分をすることもあり、また、禁止に違反したファンについては原告が主催するイベントに参加させない処分をすることがあった。

イ 被告1が山口氏につながりを持つことを求め山口氏がこれに応じたこと
被告1は平成29年2月か3月頃に開催された握手会に出席し山口氏と会話をした。被告1は上記機会に山口氏に対し「運営を介さずにプレゼントを贈ったりしたいので、私的に会ってほしい」と頼んだ。山口氏は被告1の上記求めに応じ私的に会うことを承諾し自己が居住しているマンションの名前を告げるとともに自己が本件マンションの●●●号室に住んでいることを教えた。また、山口氏は被告1からのメッセージを直接やりとりしたいとの希望を聞き入れ被告1に対し、山口氏が使用している携帯番号●●●ー●●●●ー●●●●(※書面では一部が実際の番号)を教えた。また、被告1と山口氏は被告1のツイッターでダイレクトメッセージをやりとりできるようにした。

ウ 被告1が本件マンションの一室を賃借したこと
被告1は山口氏から本件マンションの名前を教わったことから平成29年4月頃自らも本件マンション●●●号室(※山口が住む部屋とは別の階)を賃借し同室に転居した。

エ 被告1と山口氏のつながり
その後、被告1は山口氏との間でダイレクトメッセージをやりとりし山口氏から次のライブで歌う曲の曲名を教わったり、山口氏が受けているレッスンの状況を教わったりした。また被告1は、山口氏と本件マンションの廊下などで会い衣服やアクセサリー等のプレゼントを贈ったりした。被告1と山口氏とのつながりは上記の程度のものであり、一緒に食事をするとか、相手の部屋で面会するなどのつながりはなかった。

オ 山口氏が被告1にダイレクトメッセージを送信しなくなったこと
エ記載の被告1と山口氏のつながりは平成29年秋頃まで続いており、被告1はこのような状況に満足していた。しかしながら平成29年秋頃から山口氏は被告1がダイレクトメッセージを送ってもこれ1つ返信してくれなかった。

事件をめぐる人物相関図 ©文藝春秋

 山口とのやり取りが途切れた後も、A氏は大量の握手券を購入し、10月、11月の握手会で山口との接触を図ったと主張している。準備書面には(1)~(3)の記述がある。