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ノーベル賞候補に躍り出た16歳、グレタ・トゥンベリさんの驚くべきメディア戦略

2019/09/29

「裏切るなら許さない」

 9月23日、国連気候行動サミット。スウェーデンの環境活動家、グレタ・トゥンベリさん(16)による涙の演説は、世界中の人々の胸を打った。

 その3日前には世界163カ国で、地球温暖化への取り組みが遅れている各国リーダーに抗議するデモが行なわれた。

 その旗振り役もトゥンベリさんだった。

「昨年8月、彼女は温暖化対策を訴えるため、学校の授業をボイコットし、ストックホルムの国会議事堂前で座り込みを始めた。その姿がフェイスブックで拡散されるや、若年層の間で活動に火が付き、世界で200万人以上の中高生が“登校拒否”を起こした。その後、彼女は反地球温暖化の中心人物となり、昨年12月のCOP24(気候変動枠組み条約締約国会議)にも出席。8月には国連気候行動サミットに出席するため、大西洋を15日かけてヨットで横断し、大きな話題を呼びました。そしてノーベル平和賞の候補にまで選ばれているのです」(ジャーナリスト)

グレタ・トゥンベリさん

 彼女は、俳優を父に、オペラ歌手を母にもつ。

「幼少期からピアノやバレエ、演劇を学び、学校の成績も優秀だった。8歳の時に初めて『地球温暖化』という事態に触れ、ショックのあまり思い詰め、11歳でうつ病にかかったと自ら公表しています。当時は両親と、信頼する1人の教師を除き、誰とも口をきかなかったといいます」(同前)