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安倍新内閣 “イニシャルT”の3閣僚がヤバすぎる……武田、田中、竹本の実像

「安定と挑戦」を掲げ、9月11日にスタートを切った第四次安倍再改造内閣。だが、その掛け声とは裏腹に、早くも「イニシャルTの三閣僚が危ない」(自民党関係者)と醜聞や失言を懸念する声が噴出している。

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 最初のTこと、武田良太衆院議員(51)に「国家公安委員長兼防災相」内定の吉報が届いたのは組閣前夜のことだった。

「安倍氏からの電話を受けた武田氏は、お酒が入っていた勢いもあって、総理に『一回、飲みに連れて行って下さい』とかましたそうです。そして、その場にいた記者らを前に、『俺が国家公安委員長、これは大きいよ』と何度も繰り返していました」(政治部デスク)

 福岡県出身で、早大卒業後、亀井静香元衆院議員の秘書を経て1993年に初出馬。3度の落選を経て、2003年に初当選を果した武田氏はその後、めきめきと頭角を現した。安倍政権を支える重鎮、二階俊博幹事長の最側近であり、将来の二階派後継者とも目されている。

 亀井氏が振り返る。

「私のところに来たのは、警察官僚時代の先輩にあたる山田英雄元警察庁長官の紹介でした。良太の父親が福岡で経営していたゴルフ場の理事長を務めていたのが山田氏で、当時の良太はまだ被選挙権もないのに『選挙に出たい』と言ってきてね。彼はまだ若いですが、このまま努力すれば総理大臣を狙える男ですよ」

武田国家公安委員長

 武田氏は日頃から着流し姿で福岡の繁華街や東京・赤坂界隈を飲み歩き、カラオケでは矢沢永吉が十八番。その豪快さと羽振りのよさはつとに知られる。だが一方で、彼を取り巻く人脈の“危うさ”をかねてから指摘する声があった。

「90年代に彼の父親が経営していたゴルフ場を巡って、地元の指定暴力団『工藤会』の関係者らが法外な値段で会員権を販売。警察庁元長官が理事長を務めているゴルフ場が舞台になっていたことから、警察内部でも当時問題になっていました。暴力団が幅を利かせる土地柄でもあり、武田氏の周辺にも、とかく反社会的勢力の影がチラついていたのです」(警察関係者)

 さらに看過できないのは、武田氏が熾烈な選挙戦のなかで、自陣営から逮捕者を出す“選挙違反”を繰り返していることだ。

「96年の衆院選では、武田氏を支援していた右翼団体幹部が、選挙区内の飲食店の店長を、『武田良太に入れんと、店の営業ができんごとするぞ』などと脅し、公職選挙法違反(選挙の自由妨害)で逮捕。その後、略式起訴され、30万円の罰金を科せられています」(福岡県警関係者)