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休日151日……普段何をやっているのか

〈休日151日〉

 17年の知事選で、政治団体「市民ネットワーク千葉県」が作成したビラには、知事の1年間の休日についてそのような記載がある。

「情報公開請求で15年度の『知事の行動予定表』を入手したのですが、驚きましたよ。知事が登庁して職員と話す時間は1日1時間以下が62日に上り、その内訳もほとんど10分~20分。普段何をやっているのか全く見えてきませんでした」(市民ネットワーク千葉県の大野博美元県議)

 森田氏を取材する千葉県庁担当記者もこう呆れる。

「“台本”がないと何も話せず、千葉県市長会での挨拶も読み上げのみ。知事としての実績といえば、東京湾アクアラインを800円に値下げしたことくらいです。

 5年前の記者懇談会では、自分が出演した青春ドラマ『おれは男だ!』の主題歌『さらば涙と言おう』を熱唱していた。所属事務所の女性タレントを連れてきたこともあります」

森田健作・千葉県知事 ©共同通信社

「対応遅れとは考えていない」森田知事の回答は?

 一向に活動内容が見えない森田氏だが、芸能活動をしているわけでもなさそうだ。政界進出後も所属する事務所・サンミュージックの幹部が語る。

「普段は『千葉のために頑張る』と知事の仕事が忙しそうで、顔を見るのも数カ月に1回ぐらい。会社に昼頃フラッと現れて『頑張ってる~? 寿司でも食う?』と声をかけてくれます。今はほとんど芸能界の付き合いはないはずです」

 森田知事は小誌に対し、次のように回答した。

「県は暴風警報発令と同時に初動体制をとったほか、台風後も情報収集等にあたっており、対応遅れとは考えていない。(国際会議出席は)台風の状況を随時確認しながら出席し、速やかに退席した」

 9月1日、千葉県を会場に首都圏の自治体から約5000人が参加した防災訓練で、森田氏は「災害はいつ来るか分かりません。忘れずに備えをしておきましょう」と締めくくった。ただ台本を読むだけなら「おれは知事だ!」という資格はない。

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出典元

文在寅<大統領>と玉ネギ法相 虚飾の履歴書

2019年10月3日号

2019年9月26日 発売

定価440円(税込)