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「週刊朝日」独白は“捏造”なのか 北村滋氏“今年中に日朝首脳会談”発言の波紋

9月に国家安全保障局長になった北村氏 ©共同通信社

 一本の週刊誌記事が、首相官邸をはじめ、日朝交渉にかかわる者たちの間で波紋を呼んでいる。

〈独白 安倍首相の懐刀 北村滋国家安全保障局長 「早期に日朝首脳会談を平壌で開催へ」〉

 こんなタイトルの記事が10月1日発売の「週刊朝日」に掲載された。

 ことさら目を引いたのは北村氏の締めの発言だ。

〈今年中に安倍総理と金正恩朝鮮労働党委員長の平壌での首脳会談実施を目指しています〉

 政治部記者が言う。

「基本、オフレコ取材しか受けない北村氏がオンでインタビューに応じていることにまず驚きました。しかも『今年中に』『平壌で』と日朝首脳会談の時期と場所にまで踏み込んでいる。外交・安保の司令塔の発言だけに裏取りに走った社もあった。北村氏は警察出身で直前まで内閣情報官を務めたインテリジェンスのプロではあっても外交は素人との懸念がありましたが、早くも稚拙さが露呈したかに思われた」

 ところが当の北村氏は、雑誌の早刷りが出回った途端に火消しに走った。