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スイカかクレジットカードだけあればいい――消費増税で損しない「たった3つのルール」

 8%から10%へ――。消費増税が10月1日、ついに始まった。同時に飲食料品などが8%となる軽減税率が導入され、キャッシュレス決済でポイント還元される制度も実施。実質税率は10%、8%、6%、5%、3%と複雑だが、3つのルールさえ守れば、大丈夫だ。

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「総務省の家計調査から私が試算したところ、一般的な世帯は今回の消費増税によって1カ月あたり約4000円支出が増えますが、食料品、交際費などで5%のポイント還元をしっかり利用すると約8600円分、負担額の倍以上戻ってきます」(ファイナンシャルプランナーの風呂内亜矢氏)

 ポイント還元制度は、現金を使わず、クレジットカードや電子マネーなどのキャッシュレス決済で買い物をした場合、最大5%のポイントが付与されるというもの。つまり現金払いだと損をするのだ。この事業は政府が、2798億円の関連予算を計上。来年6月末までの期間限定だが、「万一、補填ができなくなれば、早期終了する場合がある」(経済産業省キャッシュレス・ポイント還元事業担当者)という。

アピールする世耕弘成前経産相 ©共同通信社

 何から始めるとよいのか。

「現金や銀行口座からあらかじめチャージしておくプリペイドカードや電子マネーがよいでしょう。スイカなど交通系ICカードなら交通機関を利用する際、現金より安くなり、お得です」

 こう話すのは決済サービスコンサルティングの宮居雅宣社長だ。

「審査は不要で、窓口などですぐに作れます。チャージした金額分しか使えないので使い過ぎの心配はありませんし、ワンタッチで精算され、サインなどのわずらわしい作業もいりません」

 スイカは一度にチャージできるのが2万円まで。高額の買い物なら、クレジットカードが安心だ。

「歴史が古い分、セーフティネットなどセキュリティや補償が充実しています。本人より先に紛失や盗難に気づいて確認の連絡が来るなど不正な使用を防ぐことが出来ます」(同前)

 前出の風呂内氏は、年会費無料のカードを勧める。

「楽天カードは普段から1%ポイント還元があり、楽天市場利用なら3%還元です。NTTドコモのdカードはポイント還元が1%、さらにローソンで5%など特約店ごとに上乗せされます。これらに加えて還元事業があるので、ポイントの二重、三重取りが可能です」