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「ノーベル賞で吐き気を催すとは思わなかった」

 ハントケ氏へのノーベル賞授与を特に厳しく批判しているのが、旧ユーゴ内戦で弾圧された側の人々だ。

 アルバニアのラマ首相は「ノーベル賞で吐き気を催すとは思わなかった」とツイート。コソボのシタク駐米大使は「『バルカン半島の殺し屋』ミロシェビッチを賞賛する男にノーベル賞が与えられる。非常識で不道徳な決定だ」とツイッターで猛反発した。スレブレニツァの虐殺の生存者団体は、ハントケ氏への授賞を取り消すようアカデミーに求めるという。

 非難の声は作家からも噴出している。

 英作家サルマン・ラシュディ氏は「ハントケの愚かさは20年前に書いてある」とツイート。1999年にハントケ氏を「今年最大の国際的な間抜け」と批判していたことを明らかにした。米作家協会ペンアメリカは「歴史的事実を毀損し、集団虐殺の実行者を公の場で支持してきた作家を選んだことに、あぜんとしている」とアカデミーを指弾する声明を出した。

 選考委員は文学の鑑賞には長けていても、生身の人心を読むのは不得手ということか。

出典元

神戸イジメ教師は後輩男女教諭に性行為を強要した

2019年10月24日号

2019年10月17日 発売

定価440円(税込)

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