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楽天、Aクラスなのになぜ監督退任? 石井一久GMの狙いは「指導者はヤクルト、選手は西武」

 10月10日、平石洋介監督の退任を発表した楽天。その際、石井一久GMが配布した、自らの思いを綴った文書が物議を醸している。

「僕の中でも球団のデーターとしても平石監督の長所というものは保管できる」

 などと、表現が個性的過ぎて分かりにくいのだ。だが、ベテラン記者は「いかにも彼らしい」という。

「囲み取材では『説明します』と話し出し、そのあと質問は受けるのですが『さっき説明した通りで……』となぞるだけ。言葉のキャッチボールがない(笑)。話が一方通行で、人から意見されたくないワンマンタイプなんですよ」

就任挨拶では「東北のファンの皆さまと一緒に」と語った ©共同通信社

 翌11日には三木肇二軍監督の新監督昇格を発表。

「この交代劇はそもそも、石井GMの(ヤクルト時代の後輩にあたる)三木に監督をさせたい、という思いが先にあった」というスポーツ紙デスクが解説する。

「9月中旬、まだチームがCS出場権を争っている頃、一部で『平石監督が退任へ』と報じられた。するとファンからは『去年の最下位から1年で復活させたのになぜ?』という声が挙がり、球団内からも『続投させては』という話が出ていました。しかしGMはそんな空気感を無視し、CS敗退直後というタイミングで監督の退任を決定したのです」

 なぜ石井GMは三木新監督にこだわったのか。