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合宿中に出回っていた動画の“噂”

 実はその少し前から、部内ではある噂が立っていた。

「女子マネジャーらの入浴姿が映った動画を一部の部員が持っているらしいと、多くの部員のあいだで噂になっていたんです。そこへ露天風呂に “手”が侵入していたと報告があり、拡散されていた動画の存在が発覚したのです。動画を所持している部員はただちに消すようにと指示されました。現在は第三者機関を立てて、盗撮された動画が出回っていないかも調べているようです」(同前)

アメフト部が毎年夏合宿を行う静岡県内の施設 ©文藝春秋

 実際に宿泊施設を取材すると、女子風呂内は手前にサウナや水風呂、内風呂があり、そこを抜けるとガラス戸を隔てて奥に露天風呂があった。屋外との境界には、下半分がコンクリート塀で上半分が竹垣になった壁が設置されていた。そしてその壁を隔てたすぐ隣が、水着を着れば男女問わず利用できるエリアだ。普通に利用する分には女子風呂が見えることはないが、背の高い男性が手を伸ばせば、塀の上から女子露天風呂を撮影することは可能だ。

水着を着れば男女問わず利用できるエリアから見た女子露天風呂。境界には竹垣があった ©文藝春秋

主犯格の2人は以前から問題行動を頻発

「もちろん動画を撮影した犯人は誰なのかと問題になりました。そこで複数の部員の名前が浮上した。彼らは合宿中、複数回にわたって盗撮を繰り返していたようです。なかでも主犯格とされたのが、慶應義塾高等学校からエスカレーター式に大学に入学したAとBの2人。Aはスターターとして試合に出場するほど優秀な選手でしたが素行はよくなかった。仲のいいBと一緒になって、部で禁止されている喫煙をするなど、以前から問題行動を繰り返していました。2人は問題発覚後、すぐに退部処分になっています」(別の慶應アメフト関係者)