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打倒トランプの筆頭 “中産階級の底辺”の女性議員・ウォーレンの標的はフェイスブック

2019/10/30

 1年後、トランプ大統領に挑むのは彼女になるのか。

 米大統領選の候補者指名争いで、民主党のエリザベス・ウォーレン上院議員(70)の支持率が急上昇している。各社の調査でバイデン前副大統領を抑え、初めてトップに躍り出た。

2度の結婚歴がある ©共同通信社

 不動の筆頭候補だったバイデンは、トランプが弾劾追及をうけるウクライナ疑惑の当事者に他ならない。ウクライナ疑惑が報じられるたびにバイデンはダメージを受け続けている。前回の候補者争いでヒラリー・クリントンと競ったサンダースは、最近も心臓発作を起こすなど、高齢からくる健康不安がぬぐえない。

「集会では有権者と携帯電話で記念撮影を行ない、支持を拡大。毎週のように新しい政策を打ち出す彼女の政策ボードには、高額所得者への大増税、法人税の大幅アップなど、左派寄りの政策ばかりがずらりと並ぶ。経済政策以外では、海外派兵の大規模撤退や保護貿易の提唱など、トランプ以上に内向きの政策も目立つ」(外信部デスク)

 1949年、オクラホマ州で生まれたウォーレンは「中産階級の底辺」の家庭で育った。父親の心臓発作によって一家は破産寸前に追い込まれ、母親が最低賃金の仕事を余儀なくされるなど、貧困の経験が、経済政策のバックボーンとなっている。