昭和34年(1959年)創刊の総合週刊誌「週刊文春」の紹介サイトです。最新号やバックナンバーから、いくつか記事を掲載していきます。各号の目次や定期購読のご案内も掲載しています。

連載THIS WEEK

菅原大臣辞任でとばっちり “復活男”小野寺五典氏のイマイチな評判

小野寺氏の実家は気仙沼の老舗旅館 ©共同通信社

「週刊文春」による菅原一秀前経産相の疑惑報道を受け、嘆息しているのは自民党の小野寺五典元防衛相(59)だ。カニやメロンに加え、秘書が香典を配った公職選挙法違反の疑惑が報じられるたび、小野寺氏が線香を配って議員辞職した過去が蒸し返される。周囲に「終わった話なのに。本当にやめて欲しいよ」とぼやきっぱなしという。

 小野寺氏からみれば、とんだとばっちりだが、擁護する声は少ない。「彼は自分のことばかりで後輩の面倒見も良くない。自業自得ですよ」とは政治部デスク。

 宮城県気仙沼市出身。東京水産大学を経て宮城県庁に入ったが、1990年に退職して松下政経塾入り。11期生の同期には立憲民主党の福山哲郎幹事長がいるが、小野寺氏の評判は芳しくない。同塾の後輩は「塾出身者で最も嫌われ者なのが元横浜市長の中田宏、次が小野寺。本音を言わず、回りに『いい人だ』と思わせているだけです」と話す。

 上昇志向の強さは有名だ。気仙沼市長を務めた小野寺家に婿入り。地元では「小野寺姓で選挙戦を有利に進めた」ともっぱらの評判だ。だが、地元活動中に線香セットを配布。97年の衆院宮城六区補選で初当選後に露見し、公選法違反で書類送検されて議員辞職した。有罪が確定し、3年間の公民権停止後、2003年に政界復帰した。