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連載シネマチャート

婚約者の存在を知りながら愛の告白、すれ違う2人の想い……「マチネの終わりに」を採点!

シネマチャート

〈あらすじ〉

世界的なクラシックギタリストの蒔野聡史(福山雅治)は、東京での公演後、パリの通信社に勤務するジャーナリストで、一時帰国中の小峰洋子(石田ゆり子)に出会う。2人は強く惹かれ合い、心を通わせていくが、洋子には新藤(伊勢谷友介)という婚約者がいた。パリに戻った洋子は、通信社へのテロ攻撃で同僚を失い、心に深い傷を負う。蒔野は欧州公演の際に洋子に会いに行き、新藤の存在を知りながらも、愛の告白をする。洋子はある決意をして東京に向かうが、思わぬ障害により2人の想いは決定的にすれ違ってしまう。数年後、ニューヨークに暮らしている洋子は、蒔野のニューヨーク公演を知り……。

〈解説〉

平野啓一郎のベストセラー小説を、『容疑者Xの献身』『真夏の方程式』『昼顔』の西谷弘監督が映画化。東京、パリ、ニューヨークを舞台に、音楽家とジャーナリストの6年間を描くラブストーリー。124分。

  • 中野翠(コラムニスト)

    ★★★☆☆舞台はパリとNY。国際的に活躍する男女――というセレブな(?)設定だが、恋の情感は案外、稀薄。観光気分を楽しむ。

  • 芝山幹郎(翻訳家)

    ★★☆☆☆芝居の速度を倍に上げて、くすぐったい描写を削れなかったか。『恋におちて』や『ラヴソング』の視力と技が欲しい。

  • 斎藤綾子(作家)

    ★★★☆☆静かな物語のようで恐ろしく激しい。こんな出会いで想いの炙り殺しに遭わずに良かったとマチネの終わりに安堵の溜息。

  • 森直人(映画評論家)

    ★★★☆☆程良くキザな日本版ルルーシュの趣。原作の厚みを平明に整理し、小技の効いたメロドラマにした堅実な職人仕事に納得。

  • 洞口依子(女優)

    ★★☆☆☆光と闇の両極。女の機微の綾を微細に表現する撮影監督による映像。箴言に満ちる台詞の中、桜井ユキの存在に救われる。

  • もう最高!ぜひ観て!!★★★★★
  • 一食ぬいても、ぜひ!★★★★☆
  • 料金の価値は、あり。★★★☆☆
  • 暇だったら……。★★☆☆☆
  • 損するゾ、きっと。★☆☆☆☆
©2019 フジテレビジョン アミューズ 東宝 コルク

INFORMATION

「マチネの終わりに」(日本)
11月1日(金)より全国ロードショー
https://matinee-movie.jp/

出典元

法務大臣<河井克行>夫婦のウグイス嬢「違法買収」

2019年11月7日号

2019年10月31日 発売

定価440円(税込)