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2019/11/15

東大法学部卒業。運用は得意だが接客が苦手

 高橋氏はどんな人物か。

 1957年、長野県生まれで、東大法学部を卒業した80年に農林中央金庫に入庫。債券投資部長や開発投資部長など市場運用部門の経験が長かった。

「2008年のリーマン・ショックの後処理で名を上げ、一時は農中の理事長候補と目された。ところが、高橋氏は運用が得意なのですが、取引先経営者などへの接客が苦手な性格でした」(農林中央金庫関係者)

 専務理事を最後に15年、JA三井リース社長に転じた。そこに白羽の矢を立てたのが塩崎恭久厚労大臣(当時)で、16年4月にGPIF理事長に据えた。

「GPIFは160兆円を超す国民の年金資金を運用する公益性の高い独立行政法人。その長である高橋氏は女性職員との特別な関係を否定していますが、リリースを出しただけで、記者会見も行なっていないのです」(前出・経済部記者)

 その高橋氏も就任3年半を過ぎ、ガバナンスに緩みが生じているのか。これまで四半期ごとに資産配分を開示してきたが、今年度中はやめるという。

「GPIFは運用会社や株式を保有する企業経営者に対して厳格な情報開示とガバナンスの徹底を求めている。なのに自身の情報開示は後ろ向き」(市場関係者)

「国民の疑惑や不信を招くことの無いよう、高い職業倫理を保持」すると行動規範で謳うGPIF。公私ともトップ自らの言葉できちんと説明する必要がある。

出典元

森田健作台風被害の最中に「公用車で別荘」疑惑

2019年11月14日号

2019年11月7日 発売

定価440円(税込)

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