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「国母選手は、スノーボードはもちろん、2020年東京オリンピックで初めて正式種目になった、スケートボードやサーフィンなどの“横乗り系スポーツ”をやっている若い選手たちの憧れの存在です。彼はオリンピックで世界的に知名度を上げ、現在はプロスノーボーダーとして数々の有名スノーボードブランドとスポンサー契約をしている。

 国母選手はスノーボードの本場である北米を中心に活躍していて、2016年に自身が急斜面の雪山を滑り降りるなどした映像がライダー授賞式『RIDERS'POLL 18』で年間ベストビデオパート賞を獲得し、2017年にも『2017 RIDER OF THE YEAR』のメンズライダー部門で2位になった。だからこそ今回の事件は衝撃的でした」

バンクーバーオリンピック男子ハーフパイプ決勝の2回目を滑り終え、コースを見上げる国母和宏。2度目の五輪は8位に終わった ©共同通信社

大麻を常用している海外スノーボーダーもいる

 一方で、「中には大麻を常用する海外スノーボーダーもいる」とも続ける。

「スノーボードは死と隣り合わせのスポーツ。オリンピックのハーフパイプは円筒を半分に切ったようなコースを滑って技を競うのですが、コースの高さが6~7mあるので、失敗すれば地面に叩きつけられる。整備されていない雪山を滑り下りるバックカントリースノーボードも、断崖絶壁から落下したり、木に激突したりして大けがを負うことも多い。だからライディング後も興奮状態が続くんです。そのため高ぶった気を落ち着かせるために大麻を使う。大麻は覚せい剤と違って“ダウナー系”の薬物なので、使用するとリラックスできるようです」(同前)

バンクーバーオリンピックを終え、帰国するスノーボード男子ハーフパイプの国母和宏選手 ©共同通信社

カリフォルニアでは大麻バーが大流行

 2016年4月には、当時未成年だった2人の男子スノーボード選手が遠征先のアメリカで大麻を使用し、全日本スキー連盟から競技者登録無期限停止などの処分を受けた。

「国母選手は後進の育成などのために北海道千歳市に住んでいますが、カリフォルニア州サン・クレメンテにも家を持っていました。今アメリカでは大麻合法化の流れが活発で、2018年1月にはカリフォルニアでも合法化された。現地では大麻を使用できる『カンナビス(大麻)バー』が大流行しています。一般人でもすぐ手に入るので、海外で活躍する選手なら入手は難しくない」(同前)

九段下の麻薬取締部 ©文藝春秋

 国母容疑者は取り調べに対して営利目的は否定しているが、大筋で容疑を認めており、警察は今後譲渡や使用の有無についても調べるという。

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