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「実刑判決もあり得る」何が悪質だったのか

 そもそもスノーボードと大麻は深いつながりがある。

「98年長野五輪で金メダルを取ったカナダ人選手はドーピング検査で大麻成分が出たものの、競技とは無関係としてメダルは授与。その選手は後に、カナダでの大麻一部解禁の立役者になった。国母が拠点として活動する米国でも一部で使用が解禁されている。大麻の使用が発覚しても、選手としての価値には影響しにくい業界ともいえます」(スノーボード業界関係者)

 だが、今回は少し毛色が違う。司法関係者の解説。

「日本における大麻は社会的な目も罰則も厳しい。特に営利目的密輸は重罪で、最大10年の懲役、300万円の罰金。判例では1回限りの輸入で儲けがなかったとしても、他人に譲渡する意思が認められれば認定される傾向だ。今回密輸したのは大麻成分が濃縮された加工製品で、より悪質。1グラム1万円以上で売買され、末端価格は乾燥大麻の7~8倍。しかも今回の57グラムは100回以上分で、自己使用とは考えにくい。実刑判決もあり得ます」

 国母本人が過去に発表した映像の中には、紙巻大麻のような絵が入っているものもあった。スノーボード以外の仕事はしたくないと語っていた国母だが、副業が大麻密輸だったのか……。

出典元

森田健作<知事>に新疑惑 「私的視察」のウソと政治資金ネコババ

2019年11月21日号

2019年11月14日 発売

定価440円(税込)

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