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 強引な撮影は、町の大事な行事にも影響を与えているようだ。同じ町内会のCさんがため息をついた。

「今年、町内の秋祭りがあったんです。白井さんは準備をしたり、当日に甘酒を配ったりする役回りだった。それなのに準備もほとんどせず、祭り当日も連絡なしで欠席。みんな『どうしたんだろうね』と言っていたのですが、突然白井さんから責任者に『撮影しているから祭りの会場に馬を入れさせてくれ』と連絡があった。責任者は事前に聞いていないからと断ったそうです。本来なら、白井さんは準備する係ですよ。自分勝手にもほどがある」

昨年夏に起きた“ハエの大量発生”

 Dさんも悲惨な体験をしたことがあるという。昨年夏に起きた“ハエの大量発生”だ。現場となったのは、白井家の自宅から500メートルほど離れた、白井家が所有する農地。

糞が放置されハエの発生源となった白井家の農地(2018年12月12日撮影)

「昨年の夏、茶髪の男性が2トントラックで動物の糞尿を荷台3杯分くらい運んで捨てていった。今までこの辺りでハエなんてほとんど出たことがなかったのに、その後にハエが大量発生したんだよ」

 ハエは周辺を飛び回り、民家のなかにも侵入してきたという。

「うちにもたくさん飛んできて、ハエ取り紙をぶら下げていたんだけど、夏だけで15本は使ったかな。当時、目の前にあったコンビニは天井や窓に張り付いたハエをハエ叩きで必死になって駆除していた。この農地は一昨年まで違う人が白井家から借りていて、その時は綺麗に使っていたんだけど、白井家に戻されてからは雑草が生い茂った荒地になってしまった。役所に言ったら指導してくれたようだけど、なんも変わらんかった」

脱走ヤギに食い荒らされる農作物

 白井家の自宅近くで農作物を育てているEさんも被害に遭っている。

「さつま芋や里芋、ニンニク、西瓜、ネギを畑で作っているのですが、白井家からヤギが逃げ出して、全部食べてしまうんです。10月17日にもヤギが私の畑でさつま芋を食べていて、警察に通報しました。それまではキャベツや白菜、大根、人参も作っていましたが、やっと芽が出たと思った頃にいつもヤギに食べられて全滅する」

ヤギに食べられてしまった農作物(2019年10月17日撮影)

 Eさんにとって、農作業は老後の楽しみになっていた。しかし丹精込めて育てた野菜は、次から次へと荒らされてしまう。

「ちょっと動物が食べてしまうとかね、それくらいならいいんですよ。でも知らない間にヤギが畑に糞や尿をしているのが困るんです。病原菌の元になるし、それが元で畑に病気が広がることだってありうる。野菜は口に入るものだから、怖いですよ」

脱走して畑を荒らすヤギ(2019年3月7日撮影)
ネギも無残に食べられてしまった(2018年12月12日撮影)