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「桜を見る会」前夜祭で振る舞われたのはどこの「寿司」? 5年前から錯綜する“安倍首相とすし”情報

まさに「すしミステリー」

2019/11/22

genre : ニュース, 政治

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『久兵衛の寿司』言及の立民2議員に聞いた…裏取り軽視に野党からも苦言(産経ニュース11月19日)

 桜を見る会の「前夜祭」が盛り上がっているが、そのなかで「首相とすし」についても混とんとしているのである。

 整理してみる。まずこちらの記事。

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前回の「桜を見る会」での安倍晋三首相 ©︎ロイター/AFLO

「会費5000円で1万円超すし 安倍首相公選法抵触も」(日刊スポーツ11月15日)

《野党側は、同ホテル内のすし店「銀座 久兵衛」のすしなどが振る舞われたと指摘するが、ホテルのホームページによると同店の夕食の場合、にぎりは最低でも6300円。野党議員は「ニューオータニクラスで会費5000円は考えられない」と疑問を示す。》

《(立憲民主党の)安住淳国対委員長も、ホテルに照会すると「最低でも、1人1万1000円」との回答を得たと説明。費用の差額を首相サイドが補填したとすれば、公職選挙法などに抵触する恐れがある。》

©iStock.com

 なんと「銀座久兵衛」。

 私はしみじみしてしまった。実は「安倍首相とすし」について2014年に読み比べをしたことがあるからだ。新聞記事がミステリー小説のような展開になったのだ。

 当時の要点をおさらいしてみる。