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《大阪小6女児誘拐》逮捕された35歳男が独りで住んでいた「水色の家」

source : 週刊文春デジタル

genre : ニュース, 社会

 行方が分からなくなっていた大阪市住吉区の小学6年生の女児が11月23日(土)、自宅から400キロあまり離れた栃木県内で見つかった。栃木県警は小山市の伊藤仁士(ひとし)容疑者(35)を未成年者誘拐の疑いで逮捕した。

卒業アルバムに写る伊藤容疑者

「23日午後1時半ごろ、女の子は小山市の犬塚交番に駆け込んできたそうです。自分の名前を名乗り、靴は履いておらず、スマホも所持していませんでしたが、ケガはなく、健康状態に問題はないということです。女の子は『30歳ぐらいの男の家から逃げてきた。他にも女性がいた』という趣旨の説明をしたそうです。警察は女の子がとらわれていた住宅から出てきた35歳の男の身柄を確保するとともに、一緒にいた別の少女からも話を聞いています」(社会部記者)

剣道部での伊藤容疑者(卒業アルバムより)

 伊藤容疑者が女児を連れこんだのは二階建ての自宅だという。近隣住民が証言する。

伊藤容疑者の自宅 ©文藝春秋

「伊藤さんは、お父さんが10年以上前に事故で亡くなっており、お婆さんとお母さん、妹、弟で暮らしていました。勉強は出来る子だったと聞いていましたが、高校受験に失敗してから、挫折してしまった。その後は学校もあまり行かず、バイトなどを転々としていたようです。高校受験が転機でしたね。最近は弟さんと妹さんは家を出て、お婆さんは近くにある母屋にいて、二階建ての家は近付いていない。あの白い家には、仁士さんだけが暮らしていたと思う」

 別の近隣住民は最近、ある“異変”を感じていた。

「容疑者は自転車でいつも移動していた。2~3週間前、いつもは容疑者宅の前には停まっていない自動車が2、3台、駐車されていた。白っぽいバンだったと思う」

警察により規制線が張られた伊藤容疑者の自宅付近 ©文藝春秋

LINEスタンプ「既読」の謎

 女児がいなくなったのは11月17日。午後10時、母親が「娘がいなくなった」と大阪府警住吉署に届け出た。最後に見かけたのは同日朝7時。母親がご飯を食べさせたときだった。だが、午前11時にはすでに家にいなかったという。

「午前8時半前後、母親の携帯電話にLINEで女児からスタンプが送られていた。見た覚えがないのに”既読”になっていたため、母親は『自分の携帯を受信音で探すためスタンプを送ったのでは』と推測していた。しかし、母親が携帯にかけても出ない。一度、同級生宅に遊びに行って午後11時に帰って来たことがあるが、連絡とれないので不安になり、警察に届け出たという」(捜査関係者)

 母親が届けを出した11月17日から3日で延べ170人の捜査員を投入して捜索していた。家出と事件の両面から調べていたが防犯カメラの映り込みがなく、車で連れ去られるなど明かな事件性も見られなかった。そのため、警察は今月19日に家族の了承を得て、女児の写真を公開し、情報提供を呼びかけていた。

文春リークス

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