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2019/12/09

ソンドランド氏が赤裸々に語った電話の内容

 ソンドランド氏は電話会談翌日の、自身とトランプとの電話の内容を赤裸々に語ったのだ。

 氏は、「トランプはバイデンに関する捜査がなければ軍事支援の再開がないと、(ゼレンスキー大統領を)脅していた」と明言。ソンドランド氏は16年にトランプの大統領就任式に際して、100万ドルを寄付するなど、親トランプ派と見られる人物だった。

 外務省高官のデビッド・ホームズ氏も、「ソンドランド氏はトランプに対し、『ゼレンスキー大統領はバイデンの捜査を行う。あなたの言うことなら何でもする』と答えていた」と証言。

 こうした政府高官の離反に、トランプは怒り心頭だ。公聴会で証言中の外交官に対し、脅しのツイートをいくつも投稿し、こうした行為自体が弾劾訴追に値するのではないかという声もあがる。

 だが実際、下院における弾劾訴追は確実視されているものの、年明けに始まる上院の弾劾裁判ではトランプ罷免のために53人の共和党議員のうち20人以上の賛成が必要であり、絶望視されている。

 しかも複数の世論調査によれば、トランプ弾劾に否定的な声が高まりつつあるのも事実である。

 議会の停滞ムードを忌避する声なのだろうが、不気味なことにトランプ再選に追い風が吹き始めている。

出典元

「桜を見る会」<飲食>受注業者は昭恵夫人の親友だった

2019年12月12日号

2019年12月5日 発売

定価440円(税込)

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