昭和34年(1959年)創刊の総合週刊誌「週刊文春」の紹介サイトです。最新号やバックナンバーから、いくつか記事を掲載していきます。各号の目次や定期購読のご案内も掲載しています。

連載THIS WEEK

秋ドラマ視聴率 「G線上」波瑠が苦しみ、「同期」の高畑充希が好調のワケ

 秋ドラマも終盤。前評判は上々だった波瑠(28)主演の「G線上のあなたと私」(TBS系)だが、視聴率6~8%台と、今ひとつ弾けきれないでいる。

かつては『non-no』などの専属モデルも務めた

「2017年に同枠で主演した『あなたのことはそれほど』は平均11.2%と好成績だった。今回は同じ漫画家の作品を原作に、スタッフもほぼ同じ。相手役にはNHK連続テレビ小説『なつぞら』で注目された中川大志(21)という盤石の構え。バイオリン教室を舞台にした恋愛物で更なる上乗せを狙ったが、予想外に苦戦している」(放送記者)

 波瑠といえば本来“数字を持っている”女優。ヒロイン・あさ役を務めた15年の朝ドラ「あさが来た」は今世紀朝ドラ最高の平均視聴率23.5%を獲った。

「当時24歳。4度目のオーディション挑戦でヒロインの座を掴み、ショートヘアの爽やか美女として脚光を浴びた。業界内でも“夏目雅子の再来”という声が出るほどだった」(同前)

 朝ドラ後も主演作を重ねた。役柄はOLから刑事までバラエティに富むが、その陰には朝ドラで演じた“快活でまっすぐなキャラ”から踏み出したいという野心があったはず、と指摘するのはドラマ制作関係者。

「特に『あなたのことは〜』では不倫する主婦役に挑み、殻を破ったかに見えた。しかし昨年の『未解決の女 警視庁文書捜査官』では“あさ路線”寄りのキャラ。次クールの『サバイバル・ウェディング』や『G線上〜』も然りで、このへんで視聴率にも陰りが見え出した。朝ドラで演じたキャラのインパクトに頼り、最初からそのイメージに徹するのも手だったが、そう割り切れず、迷走している印象を与えてしまったのが少々痛かった」