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藤田菜七子が重賞初勝利 Dr.コパは「勝てそうな馬に乗せてあげるのが俺の役目」

「女性軍団のトップになって、生意気な騎手を脅かしてやれ」

genre : エンタメ, 娯楽

 12月8日、中山競馬場でおこなわれたG3カペラステークス。コパノキッキング(単勝2番人気)に騎乗した藤田菜七子騎手(22)が、初めて中央競馬(JRA)の重賞レースで勝利した。同馬のオーナーはDr.コパこと小林祥晃氏。

 月刊誌「財界さっぽろ」10月号(9月15日発売)では、元JRAトップ騎手・藤田伸二氏と小林氏の対談を掲載していた。その内容は、小林氏の藤田騎手への思いにあふれていた。対談の一部を抜粋し、お届けしたい。

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ツイッターで菜七子の騎乗ぶりを批判した理由

藤田 最近、コパさんは藤田菜七子ばかり乗せていますよね。

コパ みんなからスケベおやじって言われているから(笑)。

Dr.コパと元JRA騎手の藤田伸二氏

藤田 俺が引退する年、菜七子は関西所属の厩舎を手伝っていた。僕が乗っていた馬を菜七子がパドックで引っ張っていたんです。「藤田菜七子と言います。よろしくお願いします」と挨拶されたことを覚えています。

 3年後の菜七子であれば、コパノキッキングをフェブラリーステークス(2月17日)で勝たせていたんじゃないかな。申し訳ないですが、ツイッターであのレースの騎乗ぶりを批判したんですよ。

 なんであんないいスタートを切ったのに、後ろに下げてしまったのかと。距離が1ハロン長いと思っても、出たなりの位置で競馬をすればよかった。

コパ このあいだの盛岡競馬のクラスターカップ(8月12日)では、レース前に菜七子に「4コーナーで先頭に立て」と伝えていた。武豊と岩田康成がいて、勝負所でキッキングを挟んで来ることは目に見えていた。案の定、最後の直線で懸念していたことが起き、岩田に外から閉められた。そうなると、キッキングがひるんじゃうよね。

 レース後、菜七子に「なんで4コーナーで先頭に立たなかったの?」と聞いた。「あまりにも手応えがよかったので、このままなら直線で突き抜けられると思っていました」と。