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偏差値高騰が止まらない……それでも“MARCH付属”を蹴った小6女子の勝ち組人生

伸びしろのある子は“付属”を避けたほうが良い

source : 提携メディア

genre : ライフ, 教育

"MARCH付属"を蹴った小6女子の勝ち組人生

中学受験でMARCH付属校の人気に拍車がかかり、偏差値がどんどん上がっている。この先どうなるのか。中学受験塾代表の矢野耕平氏は「いまの偏差値はかなり高騰した状態で、将来的には今より下がる可能性もある。子どもを安易に付属校に進ませると、結果的に成長の芽を摘んでしまうこともある」という——。

中学受験で付属校の人気にますます拍車がかかっている

昨今の中学入試では大学付属校が人気を博している。理由は大まかにいえば、2つ考えられる。

1.2020年度(2021年1月)からスタートする「大学入学共通テスト」での英語の民間試験の導入が延期されるなど、大学入試改革が迷走しており、受験生や保護者たちの不安が高まっていること。
2.2016年度より実行された文部科学省による「大学合格者数抑制策(定員の厳格化)」により、主として首都圏の私立大学が難化している。これに伴い、この数年は浪人生数が増加していること。

首都圏の中学入試におけるMARCH(明治大学・青山学院大学・立教大学・中央大学・法政大学)の付属校の実質倍率の変化を見てみよう。図表内の数値は2016年度入試と、昨冬の2019年度入試(1回目入試)の実質倍率を示している。

 

立教大学の「付属校」である香蘭女学校が大躍進

図表を見ると、MARCH付属校すべての実施倍率が上昇していたことがわかる。当然、実質倍率が上がれば上がるほどその難度は高くなる。MARCH付属の「偏差値高騰」がいま起きているのだ。

図表内でも、2016年度1.5倍、2019年度3.6倍と実質倍率が跳ね上がった香蘭女学校(品川区旗の台)の躍進ぶりがひときわ目立つ。この学校は1学年定員160人の比較的規模の小さなミッションスクールだ。大きな魅力のひとつは、立教大学の「関係校推薦枠」が毎年80人あること。純粋な立教大学の付属校ではないが、事実上の付属校的存在。2021年度の立教大学入学生より推薦枠が97人に増員されることになっており、さらなる倍率の上昇が予想される。