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視聴者を慇懃無礼でワイドショーに引きずり込む玉川徹という“撒き餌”

今井舞が「好きな・嫌いなキャスター&コメンテーター」をメッタ斬り

2019/12/31

 今年活躍したあのキャスターもあのコメンテーターも、“テレビの天敵”が容赦なくブッタ斬る――。「週刊文春」の毒舌ドラマ評で人気を博した名物コラムニスト・今井舞が、この1年のワイドショーとニュース番組を振り返りながら、鋭すぎる舌鋒で「好きな・嫌いなキャスター&コメンテーター」ランキングを読み解きます。

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「好きなタレント&嫌いなタレント」「好きな芸人&嫌いな芸人」と並ぶ、日本三大アンケートのひとつ、「好きなキャスター嫌いなキャスター」が発表され、そこそこ話題になっている。

 今回最も目立ったのは、圏外から彗星のごとく現われたニューカマー、立川志らくであった。好きなキャスター11位、嫌いなキャスター2位。「好き嫌い両方にランキングされてこそ本物ですから」と、この結果について冠番組でコメントした志らく。こうした飄々とした佇まいが、彼の「味」ではあるのだが。コメンテーターとして注目を浴びて間もなく、いきなり朝のワイドショーのMCに抜擢という唐突には、やはり戸惑いが。世間だけでなく、たぶん志らく本人も。

キャスターランキング界のニューカマー、立川志らく ©時事通信社

 まあ、「呼ばれた高座は断らない」という噺家の信条と、オスカーだのジャニーズだの吉本だの、既得権益がんじがらめのキャスティング地獄から一時退避したかった局側との利害得失が合致した結果、業界初の「消去法」キャスター誕生となっただけかもしれんが。MCとしての実働はサイドの局アナに全て任せっきりのまま、打ち切りという名の千秋楽まで、ブツブツネチネチ貫いて欲しい。