文春オンライン

六本木の新・行列グルメは「メルセデスベンツと“日本一”立ち食いそば屋の異色すぎるコラボ」

2020/01/08

 あの菊地剛志さんからメールが届いた。

 2019年2月に突然幕を下ろした、虎ノ門にあった伝説の立ち食いそば屋「港屋」の創業者である。メールには下記のように綴ってあった。

<このたびメルセデス・ベンツ日本は、日本一行列のできる伝説の立ち食いそば屋「港屋」と共に、12月26日より、ブランド情報発信拠点、東京・六本木のMercedes me Tokyo NEXTDOORに、「Minatoya 3」をオープンいたします。

ADVERTISEMENT

より多くのお客様に「Minatoya 3」を通じて素敵な体験を提供いたします。>

六本木の一等地に「Minatoya 3」を発見!

「港屋」が幕を下ろした今、菊地さんが厨房に立つ事は無くなった。唯一、大手町の「星のや東京」にある「港屋2」でのみ、あの「冷たい肉そば」を食べることができる。

 そして、今度はメルセデス・ベンツ日本との新たな展開というわけである。早速、オープンとなった12月26日に「Minatoya 3」を訪ねることにした。

 Mercedes me Tokyoは外苑東通りを六本木からミッドタウンを右手にし、乃木坂・青山方向へ歩いて行った左側の一等地に佇む。黒く芸術的なフォルムなのですぐにわかる。高級車メルセデス・ベンツが建物の内外にゆったりと並んでいる。カフェやレストランがある情報発信拠点となっており、メルセデス・ファンのみならず様々な人々が気軽に訪問できる場所になっている。

ブランド情報発信拠点、東京・六本木のMercedes me Tokyo

 そのMercedes me Tokyoの右隣りにあるMercedes me Tokyo NEXTDOORで「Minatoya 3」の幕が上がった。

Mercedes me Tokyo NEXTDOORで「Minatoya 3」は幕を上げた

 初日の13時半過ぎだというのに、すでに情報をキャッチしたツワモノ達が店内に陣取っている。30人は余裕で入店できる広さだ。店先には菊地剛志さんの姿もみえる。お元気そうでなによりである。