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連載シネマチャート

ナチスの兵士を目指す少年はユダヤ人少女に惹かれていき……「ジョジョ・ラビット」を採点!

シネマチャート

〈あらすじ〉

第二次世界大戦下のドイツ。10歳の少年ジョジョ(ローマン・グリフィン・デイビス)は、母親ロージー(スカーレット・ヨハンソン)と2人で暮らしていた。“空想上の友人”のアドルフ(タイカ・ワイティティ)に励まされながら、ナチスの青少年集団ヒトラーユーゲントの立派な兵士になるための合宿に参加する。しかし、心優しいジョジョは訓練でウサギを殺すことができず、“ジョジョ・ラビット”という不名誉なあだ名を付けられてしまう。ある日、亡くなった姉インゲの部屋に、ユダヤ人の少女エルサ(トーマシン・マッケンジー)が匿(かくま)われていることを知ったジョジョは、最大の敵であるはずのエルサに惹かれていき……。 

〈解説〉

『マイティ・ソー バトルロイヤル』のタイカ・ワイティティ脚本・監督・出演作。シニカルなユーモアを交えて愛と平和を願うヒューマン・コメディ。109分。

  • 中野翠(コラムニスト)

    ★★★★★少年にとってのナチス・ドイツの時代。明快な色調とキビキビとした喜劇的描写でファシズムの奇妙な引力をあぶり出す。

  • 芝山幹郎(翻訳家)

    ★★★☆☆子供の善意に信を置いたファンタジーだが、糖分が多くて無知の急所を撃てない。ウェス・アンダーソン映画との差を思う。

  • 斎藤綾子(作家)

    ★★★★☆コメディかと思いきや、心を抉る残酷さが随所に。大尉がジョジョを突き飛ばした直後の銃声には、愛と安堵を感じた。

  • 森直人(映画評論家)

    ★★★★☆あざとさも呑み込む周到な設計思想。自分の信じていた世界が根底から引っ繰り返ってしまう衝撃と呆然が痛烈に伝わる。

  • 洞口依子(女優)

    ★★★★☆ウェス・アンダーソンがヒトラーユーゲントを撮ってみたら……という妄想を駆り立てられた。スウィートなヨハンソンに星。

  • もう最高!ぜひ観て!!★★★★★
  • 一食ぬいても、ぜひ!★★★★☆
  • 料金の価値は、あり。★★★☆☆
  • 暇だったら……。★★☆☆☆
  • 損するゾ、きっと。★☆☆☆☆
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INFORMATION

「ジョジョ・ラビット」(米)
全国公開中
http://www.foxmovies-jp.com/jojorabbit/

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