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「キャーッ」って彼女の叫び声が……「令和のキャッツ・アイ」知人男性が語る「逮捕の瞬間」

source : 週刊文春

genre : ニュース, 社会

「『私はやっていない』。彼女は捕まる前、そう言っていたんですけどね……」

 こう語るのは、“令和のキャッツ・アイ”の一人、長野芹菜容疑者(22歳)の知人男性である。長野容疑者は、歌舞伎町のホストクラブに勤めるホスト(27歳)の家から貴金属などを盗んだとして1月21日に逮捕された。

“令和のキャッツ・アイ”の一人、長野芹菜容疑者

「長野容疑者は友人の西川菜々容疑者(25歳)と2人で、2019年11月10日夜、新宿区北新宿のホストの家に侵入して、現金約104万円と、カルティエのネックレスやスニーカーなど4点(計140万円相当)を盗んだとして、建造物侵入と窃盗の疑いで新宿署に捕まりました。西川容疑者は男性が働くホストクラブの客で、合鍵を持っていたそうです。また歌舞伎町のホスト宅では類似の窃盗事件が5件発生しており、被害額はなんと合計で3000万円相当にのぼる。

 警察の調べに対して、西川容疑者は『アクセサリーは盗んだけれど他は知らない』、長野容疑者は『靴と現金20万円は取った』などと供述しています」(全国紙記者)

 長野容疑者と西川容疑者の2人は、3姉妹の怪盗の活躍を描いた北条司氏の大ヒット漫画『キャッツ♥アイ』(集英社)を引き合いに、捜査員の間で“令和のキャッツ・アイ”と呼ばれていた。

逮捕前々日に長野容疑者と会っていた知人男性の証言

 今回、「週刊文春」の取材に、長野容疑者の知人男性が初めて口を開いた。彼は、長野容疑者の逮捕直後に面会するなど、彼女の素顔を最もよく知る人物だ。

「“令和のキャッツ・アイ”というキャッチフレーズもあり、特にネット上で2人のことが話題になっています。僕は西川さんとは面識はありませんが、長野さんとはよく飲みに行く仲でした。彼女にとって、僕は数少ない男友だちでした。いまネット上では彼女について、事実に尾ひれはひれがついてしまい、不確かな情報が巻き散らかされています。恐らく彼女がしてしまったであろうことは決して許されることではありませんが、友だちとしてちゃんと知っていることをお話したい。そう思って取材をお受けしました」

長野容疑者

 実際の彼女はそのような人物だったのか。

「単なるホスト好きのだらしない女性と語られていますが、それには彼女の生い立ちも関係している。彼女は群馬県高崎市生まれで、両親と兄・妹の5人家族でしたが、両親はくっついたり離れたりを繰り返し、また非常に貧しい家だったと聞いています。その貧しさのせいで彼女は、行きたかった高校にも行けず、自分で働いて稼がなければならなかった。それで働いたお金で物を買ってきても、気づけば勝手に売られてしまっている。そんな家だったので、彼女は早くに家を出て東京で必死に暮らしてきた。その中で、夜遊びにハマってしまったのです」

 実はこの知人男性、逮捕の前々日の1月19日にも彼女と一緒に飲んでいたという。