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韓国で唐田えりか“未成年不倫”が注目される理由は「儒教の国」の性モラル?

2020/01/27

source : 週刊文春デジタル

genre : エンタメ, 芸能, 国際

 夫人・杏との関係修復が一向に描けないまま、長期化の様相を呈する東出昌大の不倫スキャンダル。お相手の唐田えりかを巡っても、ネットでのバッシングは収まる気配がない。

 そんな2人の騒動は、海をはさんだ韓国でも大きく注目されている。日本で大ニュースになっていることに加え、唐田えりかがすでに韓国のCMやドラマで顔を知られていたことも一因だ。

韓国での報道が相次いだ唐田えりか ©AFLO

 だが韓国メディアがこの一件に敏感な理由は、それだけではない。“不倫” は、韓国人にとってもとりわけ関心が高いテーマの1つなのだ。

女性に貞操観念が求められてきた儒教の国

 韓国国民が不倫問題に関心を寄せるのは、歴史的な背景が大きい。

 朝鮮半島の伝統社会は儒教に基づく倫理と家族制度が徹底され、女性に対しては厳しい貞操観念が求められた。夫は複数の妾を持つことが許された半面、妻は寡婦となった後も再婚が許されなかったのはその一例だ。こうした伝統は近現代にまで受け継がれ、近代的な価値観と葛藤を繰り広げてきた。

 そんな韓国の貞操観念を象徴した制度の1つが「姦通罪」。不倫を犯罪として裁く法律だ。

 姦通罪はもともと夫が妻の不倫を罰する制度として、植民地時代に日本から移入された。日本では1947年に廃止されたが、韓国では妻にも夫を訴える権利を認める形で存続されてきた経緯がある。憲法裁判所で違憲判決が下り、廃止されたのは2015年2月のことだ。