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新型肺炎 女子バドミントン“タカマツペア”の東京五輪が消えていいのか

 武漢で発生した新型肺炎の猛威はスポーツ界にも広がっている。中国で開催予定だった大会の中止、延期、変更が次々と発表され、東京五輪の日本代表争いに影響が出始めているのだ。

「ボクシングの五輪出場権をかけたアジア・オセアニア予選は、2月3日から武漢でスタートする予定でしたが、3月にヨルダンで行うことに。3月27日に西安で開幕予定だったレスリングのアジア予選も先行き不透明になり、世界レスリング連盟は近日中に対応を発表するとしています」(五輪担当記者)

 両競技とも減量を伴うため、日程変更で体調のコントロールも難しくなる。

「ウエルター級の岡澤セオンは『出れば(代表を)決める自信はあった』と残念そうでした。近々の開催だったので再調整を強いられます。レスリングも五輪に出れば金メダル有望の選手がいる。変調を来さなければいいのですが」(同前)

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 さらに3月13日から南京で予定されていた陸上の世界室内選手権は、1年後に延期することが決定。

「陸上競技は五輪出場資格の約50%を世界ランキング上位者に与えます。ランキング対象大会が1つ減るので、当落線上の選手にとっては痛い」(同前)

 とりわけ大会開催の有無の影響が大きいのはバドミントンだ。スポーツ紙記者が解説する。

「バドミントンは4月28日に発表される世界ランキングで五輪出場枠が決まります。ランキングに成績が反映される最後の大会が、武漢で予定されているアジア選手権(4月21~26日)なのです」