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連載シネマチャート

富豪作家が密室で死亡、自殺か他殺か――「ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密」を採点!

シネマチャート

〈あらすじ〉

ミステリー作家として世界的な成功を収めたハーラン・スロンビー(クリストファー・プラマー)が、ニューヨーク郊外の豪邸で、集まった親族に85歳の誕生日を祝われた翌朝に、密室で遺体で発見された。自殺として処理されつつあったが、1週間後、匿名の人物から事件の捜査を依頼された私立探偵のブノワ・ブラン(ダニエル・クレイグ)が屋敷を訪れる。一族や、第一発見者の家政婦、ハーランの専属看護師マルタ(アナ・デ・アルマス)ら全員を殺人の容疑者として捜査を進めるうちに、彼らが抱える事情や、莫大な遺産をめぐるそれぞれの思惑が明らかになっていく。

〈解説〉

豪華キャストによる、密室殺人ミステリー。『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』のライアン・ジョンソン監督が、オリジナルの脚本も手掛けた。131分。

  • 中野翠(コラムニスト)

    ★★★☆☆贅沢なキャスティングだが、登場人物多すぎでは? 犯人発表にもあまり驚かず。金持インテリ邸のインテリアは見もの。

  • 芝山幹郎(翻訳家)

    ★★★★☆クリスティ風の古典的謎解きと見せかけて、サービス精神を全開にする愛嬌がこの監督の面目。反則すれすれの技に笑う。

  • 斎藤綾子(作家)

    ★★★★★いたるところに奇妙な光景が織り込まれていると気付くが、反芻する猶予を与えない面白さ。ラストに肖像画も微笑む。

  • 森直人(映画評論家)

    ★★★★☆クリスティ流儀の映画では久々の成功作か? 愛嬌ある遊びが盛り沢山。小さな手と大きな手を楽しげに使い分けている。

  • 洞口依子(女優)

    ★★★★☆アナの濡れた円らな瞳に引き込まれながらこの騙し合いを楽しむ。懐かしいタッチの群像推理劇。クレイグ探偵も軽妙。

  • もう最高!ぜひ観て!!★★★★★
  • 一食ぬいても、ぜひ!★★★★☆
  • 料金の価値は、あり。★★★☆☆
  • 暇だったら……。★★☆☆☆
  • 損するゾ、きっと。★☆☆☆☆
© Claire Folger

INFORMATION

「ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密」(米)
TOHOシネマズ 日比谷ほか全国公開中
https://longride.jp/knivesout-movie/

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