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連載今夜も劇場へ

仲代達矢がゴッホを演じて十年 燃えるような炎を心にもって生きたその生涯

劇団文化座『炎の人』――今夜も劇場へ

2020/02/14

 ゴッホは癲癇だったのか統合失調症だったのか意見の分かれるところだが、彼が社会的弱者に優しい人であったことは間違いない。劇団文化座『炎の人』は、ベルギーの炭鉱村で鉱夫のために経営側と交渉する宣教師としてのゴッホ(藤原章寛)の場面から始まる。ゴッホはモデルの娘の窮状に同情し、ハーグの画廊で絵画論を戦わせる。パリの絵画屋タンギィの店で歌麿や広重に魅了されている。アルルに移ってから暫くの間はゴーガン(鍛治直人)との間に友情を築いて平穏な日々を送るが、突如、自分の左耳を切断し、やがて療養所で亡くなる。燃えるような炎を心にもっていた。生涯の大半の時期に絵は売れず、生活を支えたのは兄の才能を信じていた弟のテオ(岡田頼明)であった。

 タンギィ夫人(佐々木愛)や画家モリソウ(新井純)の心情籠もる演技が見もの。無名塾の仲代達矢がゴッホを演じて十年になる。

ツイッター、@GashuYuukiもご覧ください。

INFORMATION

劇団文化座『炎の人』
三好十郎作、鵜山仁演出
2月20日~29日、新宿・全労済ホール スペース・ゼロ
http://www.bunkaza.com/

出典元

安倍首相も怒った「不倫審議官」<大坪寛子>新型肺炎で大失態

2020年2月20日号

2020年2月13日 発売

定価440円(税込)

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