昭和34年(1959年)創刊の総合週刊誌「週刊文春」の紹介サイトです。最新号やバックナンバーから、いくつか記事を掲載していきます。各号の目次や定期購読のご案内も掲載しています。

「13歳いますか?」女子大生の私が“リフレ店の経営者”になって知ったこと

次第に感覚がマヒしていく女性たち

source : 提携メディア

genre : ライフ, 社会

女子大生の私が「リフレ店の経営者」になって知ったこと

鳴海サキ(仮名)は、20歳の現役大学生だが、山手線の内側で「リフレ店」を経営した経験がある。「リフレ」とは若い女性が密室で男性にマッサージをするという体裁を取りつつ、「裏オプ」と呼ばれる性風俗サービスを行う場合もある店だ。なぜ彼女はそのような店の経営に関わるようになったのか。そこで分かった「リフレ」の実態とは――。

写真=iStock.com/Sebastian Kropp ※写真はイメージです - 写真=iStock.com/Sebastian Kropp

15歳で夜の新宿へ

小学校から高校まで、都内の一貫校に通っていた私。周囲の人は上昇志向が高く、高校一年から大学受験を意識する同級生が多かった。だが私は、「勉強していい大学に行かないと」「そのためには今はやりたくない勉強を頑張る」という周りの空気になじめずにいた。

高校の空気の居心地が悪く、授業はサボり気味。学外の友達とよく遊んでいた。外の世界をもっと知りたくて、高校1年の大晦日、友達と新宿・歌舞伎町に繰り出した。「高校生」という肩書を捨てて、ただの「お姉さん」として、バックグラウンドや肩書を気にせず接してくれる夜の人たちが好きになった。

高校で今やりたいことを我慢して、「やりたい研究や勉強はないけど、とりあえずいい大学に行った方がいい将来があるから」なんて言って勉強している学校の子たちよりも、「あのホストをナンバーワンにしたい」「貯金してお店を開きたい」という確固たる目標があって毎日を生きている夜の人たちの方が、当時の私にはキラキラして見えた。

当時の私は風俗の平均的な収入も、お客さんが払った金額のうち何割がお店に入るのかも知らなかった。けれど、漠然と「店のスタッフがウザイ」「イマイチ稼げない」などの愚痴を聞いていて、「女の子が働きやすい店を作ってみたいな」なんて漠然と考えていた。

ひょんなことから経営者に

大学に入り、周りにも研究テーマとして性産業やそこにまつわる社会学に興味があると公言していた。そんな折、たまたま知人から「新しくリフレを出店するから、一緒にやらないか」と誘いを受けることとなった。そして私は、「リフレ」という業種を知る。