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2020/02/28

第4のキャリアの誤算とは?

 その背景には、三木谷氏が「アポロ計画」とぶち上げた第4のキャリア(携帯電話会社)での誤算がある。本格サービスの開始は当初の昨年10月からずれ込み、今年4月を予定している。

「楽天は4G対応の通信ネットワークの構築を急いでいるが、基地局の設置数は携帯各社が20万局規模なのに対し、3月末で4400局にとどく程度。東名阪以外はKDDIのネットワークを借用している」(同前)

 他方、携帯各社は4Gよりも100倍速く、1000倍容量が大きくなる5Gへの移行を3月から開始する予定だ。楽天の出遅れ感は否めない。

 楽天の2019年12月期決算は、8年ぶりに最終損益が約319億円の赤字に転落した。

「米配車サービスのリフトを減損したのは、これまでのM&Aのツケが出てきたことのあらわれでしょう。フリーキャッシュフローは320億円あり、当座の懸念はないが、物流整備に2000億、通信事業に6000億と投資が集中し、財務を圧迫することになる。こうした投資を継続するため、売上増の即効性がある送料無料を打ち出さざるを得なかったのです」(金融機関幹部)

 三木谷氏は「5万店舗を載せた楽天という船が荒波を乗り切るにはこれしかないという思いだ」と強調するが、船から乗組員が下りれば元も子もない。

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