強烈な個性で企業を率いる経営者は、社会に影響を与え、世界経済の仕組みを変えてきた人物でもある。その刺激的な生き様は、ビジネスマンにとって格好の教科書だ。
東西のカリスマ経営者を描くジャーナリスト・大西康之氏の連載「世界経済の革命児」からピックアップした。
環境破壊で地球が滅亡することを本気で恐れている
テスラモーターズは、いまやゼネラル・モーターズやフォードの株式時価総額を抜いて、「全米トップ」の自動車メーカーとなった。フェラーリ並みの加速力をほこる電気自動車は、世界を席巻しつつある。その原動力となっているのは、ガソリン車を「一日も早く地球上から消し去りたい」というイーロン・マスクの願いだ。
マネーゲームに熱中する英国で「モノづくり」を復権させた
5年間で試作機5127台。ジェームズ・ダイソンはなぜ成功をつかめたのか?
世界的に大ヒットしたダイソンのサイクロン式掃除機や羽根のない扇風機「エアマルチプライアー」は、どうやって誕生したのか。そこには、とことんエンジニアを重視する創業者のこだわりと情熱があった。
元祖ワークライフバランスの提唱者
「好きな時にサーフィンに行っていい」パタゴニア創業者 イヴォン・シュイナードの思想
アウトドア衣料品の老舗、米「パタゴニア」が世界各国に展開する支社は、すべて海のそば。社員をサーフィンに行かせるためだ。パタゴニア創業者は、なぜ独特のマネジメントを取り入れているのか。
シャープ黒字転換を果たした敏腕経営者の原点
ホンハイ会長・郭台銘は「シャープ買収劇を制した『人たらし』」
「独裁為公(公の為に独裁する)」と言って憚らないワンマン経営者がシャープ買収にこだわった背景には、「師と仰ぐ日本人」の存在があった。その「血の小便をしながら仕事をした」日本人技術者とは?
フェイスブック創業者は結婚によって変わった
マーク・ザッカーバーグ「人並み外れたスピードで成長した『子供』」
学生時代に立ち上げた「フェイスマッシュ」は、女子学生の顔写真を男子学生が見比べて、勝ち抜け投票するサイトだった。「クールかクールでないか」にしか興味がなかったザッカーバーグは、なぜ約2兆円もの資産の半分以上を慈善事業に寄付する「ギビング・プレッジ」の誓約をしたのか。
