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がんの男女差……「55歳」で患者数が逆転するのはなぜか?

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がんの男女差…「55歳」で患者数が逆転するのはなぜか?

 中国湖北省・武漢市で昨年12月に発生した新型のコロナウイルス(2019-nCoV)の流行に、日本と世界がパニックになっています。

 ヒトに感染するコロナウイルスの中には、SARS(重症急性呼吸器症候群)やMERS(中東呼吸器症候群)のように重症の肺炎を起こすものもありますが、多くは軽い風邪の症状が表れます。一般の風邪の原因の10~15%(流行期は35%)をコロナウイルスが占めます。

新型コロナウイルス肺炎 がん患者の致死率高く

がんの男女差…「55歳」で患者数が逆転するのはなぜか?

 新型コロナウイルスの感染力は、普通のインフルエンザとさほど変わらず、致死率もインフルエンザ並みの0.2%程度(湖北省を除く)で、10%にもなるSARSよりずっと低いと言えます。その意味では、少し冷静な対応も必要だと思いますが、高齢者や持病をもった人が死亡するケースは多いことが分かっています。年齢とともに致死率は高くなり、40代では0.4%、50代で1.3%ですが、60代が3.6%、70代は8%、80歳以上になると15%にもなります。

 がん患者の場合も、致死率は5.6%と高く、注意が必要です。とくに抗がん剤を使っている患者さんは、感染をできるだけ避けることが大切です。

加齢による免疫力低下

 新型コロナウイルス感染症と同様、がんも年齢とともにリスクが上がります。男性の場合、55歳までにがんになる可能性は5%程度ですが、65歳では15%、75歳では3人に1人にまで上昇します。

 私たちの体内で発生するがん細胞の数は、遺伝子の「経年劣化」により、年齢とともに増えていきます。同時に、がん細胞を監視する免疫の働きも加齢によって衰えます。この結果、年齢とともに、がんに 罹患(りかん) する人の数は増えていきます。一言で言えば、がんは「老化」と言えます。新型コロナの感染と死亡が高齢者に多いのも、加齢で免疫力が低下することが大きな要因と言えるでしょう。

原因の半分以上は生活習慣