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「女の子は1人でどのくらいするの?」人気アパレル元社長が女子社員にしたセクハラ発言

2020/03/19

「売上高2兆円のユニクロを踏み台に3兆円のZARAをやっつける」

 そう嘯いていた「ストライプインターナショナル」創業者の石川康晴氏(49)が、3月6日、社長を辞任した。1994年創業の同社は宮﨑あおいをイメージキャラクターに、若い女性向けの服飾ブランド「アース ミュージック&エコロジー」などを展開してきた。石川氏は女性社員らへのセクハラ行為が問題視され、18年12月に臨時査問会が開かれたが、「セクハラの事実はなかった」として「厳重注意」に留まった。それが、朝日新聞や週刊新潮にスクープされたのだ。

創業者の石川康晴氏 ©共同通信社

 週刊文春にも関係者からの告発が相次いで寄せられた。

「店舗開店祝いの飲み会で石川社長の隣に座ったら、ずっと私の太ももを手で触っていた。その日以降、デートに何度も誘われ、渋々応じると『女の子は1人でどのくらいするの?』と下ネタ連発で、『家に来て』『10分だけでいいから』と懇願された。何とか難を逃れましたが、その後も『秘密倶楽部開こうよ』などSNSでメッセージが送られてきたんです。上司に相談したら、本部から(セクハラの証拠)写真を消して欲しいと言われた」(元社員)

 セクハラだけではない。ストライプ社は前身の「クロスカンパニー」時代の2013年、入社1年目の女性社員の過労死をめぐり「ブラック企業大賞」業界賞を受賞している。その反省から時短など職場環境の改善に努め、17年に経産省などが選ぶ「健康経営優良法人(ホワイト500)」に。

 しかし、企業体質は改善されていないと現役社員は声を潜めて語る。