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連載シネマチャート

47歳で亡くなる半年前のジュディ・ガーランドの日々 「ジュディ 虹の彼方に」を採点!

シネマチャート

〈あらすじ〉

1968年、ジュディ・ガーランド(レネー・ゼルウィガー)はクラブでのショーに出演するために、愛する子供たちを元夫に預け、単身ロンドンに降り立った。アメリカでは過去の人となりつつあったが、イギリスでの人気は健在で、クラブは連日満席の盛況だった。蓄積する疲労とともに睡眠薬とアルコールの量が増えていったジュディは、アメリカから会いに来た一回り年下の実業家ミッキー(フィン・ウィットロック)の励ましで元気を取り戻す。2人は結婚するがすぐに破綻し、自暴自棄になったジュディは泥酔状態でステージに立ち、観客とトラブルを起こしてしまう。ショーの契約を打ち切られた彼女は、最後のステージで奇跡を起こす。

〈解説〉

『オズの魔法使』のドロシー役でハリウッドのトップに上り詰めた女優が、47歳で亡くなる半年前の、ロンドンでの日々が描かれる。監督は『トゥルー・ストーリー』のルパート・グールド。本年度アカデミー賞主演女優賞受賞作。118分。

  • 中野翠(コラムニスト)

    ★★★☆☆実話とは言え、あまりにも型通りの芸能界残酷物語。R・ゼルウィガーの熱演ぶりに辟易。時代色は大いに楽しめたが。

  • 芝山幹郎(翻訳家)

    ★★★☆☆伝記映画特有の「詰め物」が覗くが、主演女優の歌唱力で橋を渡り切る。形態模写を捨て、強弱の落差を体現したのが勝因。

  • 斎藤綾子(作家)

    ★★★★☆稼げないシングルマザーの辛さを酒で紛らわす姿がリアルで相当辛い。ゲイカップルの部屋での会話に心底慰められた。

  • 森直人(映画評論家)

    ★★★★☆先行者の宿業に我が身を重ねて燃焼し尽くすゼルウィガー。主演の迫力に集中した扶翼的なステージ作りを支持したい。

  • 洞口依子(女優)

    ★★☆☆☆ガーランドの遺産の再現はオスカーの為の物真似ではなく、虹の彼方にきっとある映画なのかも。音楽がそれを物語る。

  • もう最高!ぜひ観て!!★★★★★
  • 一食ぬいても、ぜひ!★★★★☆
  • 料金の価値は、あり。★★★☆☆
  • 暇だったら……。★★☆☆☆
  • 損するゾ、きっと。★☆☆☆☆
© Pathé Productions Limited and British Broadcasting Corporation 2019

INFORMATION

「ジュディ 虹の彼方に」(英)
全国公開中
https://gaga.ne.jp/judy/

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