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新型コロナ「飲んではいけない薬」とは? これだけは覚えておきたい7つのリスク

新型コロナウイルス完全防御ガイド 「覚えておきたいリスク」

7. 飲んでいい薬、ダメな薬とは?

 発症すると、殆どの患者に発熱が認められる。軽症者は自宅療養を求められているが、自己判断で解熱剤に手を出すのは望ましくないそうだ。

「新型コロナウイルスの疑いがあるなら、非ステロイド性消炎鎮痛薬(NSAIDs)を飲むのは避けておいたほうがよい。主なNSAIDsには、ロキソプロフェンやジクロフェナク(共に一般名)などがあります。インフルエンザなど感染症にかかった際にNSAIDsを使用するとサイトカインストームが起こり、肺炎などを引き起こす可能性がある」(元近畿大学薬学部教授・松山賢治氏)

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 このサイトカインストームとは、免疫が過剰に働いてしまい血管や肺の組織などを攻撃してしまう事象。最悪の場合、死に至ることもあるという。

「1918年、スペイン風邪で多くの死者が出た。NSAIDsのアスピリンを乱用し、サイトカインストームを引き起こしたからだと言われています。新型コロナで亡くなった方がNSAIDsを服用していたかは判明していませんが、同じ感染症である以上、安易に解熱剤として使用するのは避けるべきでしょう。熱を下げたいのなら、まずアセトアミノフェンを使って下さい」(同前)

 今やNSAIDsも気軽に手に入るだけに要注意だ。自己判断で薬を飲む前に、薬剤師・医師の判断を仰ぎたい。

※初出 「週刊文春」2020年2月6日号から2月27日号の記事を再編集しました。

『文春ムック 新型コロナウイルス完全防御ガイド』(文春ムック)に掲載されています。

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