第2回「ママタレ&パパタレ好感度アンケート」を実施するにあたり、第1回(2015年実施)の結果を全文公開します。アンケートの実施要項はこちら(https://bunshun.jp/articl
(出典:「週刊文春」2015年10月29日号)
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いまやテレビに欠かせない「ママタレ」だが、露出過多になれば、「母親業を疎かにした」と不興を買い、真っ当に過ぎればつまらないとそっぽを向かれる微妙な立場である。では、現在の“好感度分布”はどうなっているのか。記念すべき第1回ママタレ好感度調査企画!
番組にママタレがいると説得力が違う
朝の情報番組から、昼のワイドショー、そして健康ネタが目立つ夜のバラエティーまで。近頃どのテレビ番組でも必ず一人は見かけるのが子持ちの女性タレント、つまりママタレである。
民放スタッフが解説する。
「いまのテレビがメインターゲットにしているのは、20代から40代にかけての子持ち女性です。その年代の女性に情報を発信するときにママタレがいると説得力が違う。例えば高速道路のサービスエリア特集でも、進行役の男性タレントは人気のパンなどを取り上げても興味がないのがバレバレ。そんなときに横にいるママタレが『こういうのは子供が喜ぶ』など主婦目線のコメントをすると共感が得られるんです」
「一億総活躍」はともかく、少子化対策が急務の日本では、子供を産んでからも仕事で活躍するママタレは、最も注目すべきロールモデルなのかもしれない。
そこで小誌は「好きなママタレ」「嫌いなママタレ」で緊急アンケートを敢行。メルマガ読者から計1500通の回答が寄せられた。
ダントツの1位、北斗晶が支持される理由
まずは「好きなママタレ」から。ダントツの1位は、先ごろ乳がんとの闘病を告白したばかりの元プロレスラー・北斗晶(48)。ブログでは、〈愛する子供たちの白髪の生えた顔が見たい〉と右乳房全摘出手術に踏み切った理由を綴った。
「今回の乳がんの発表でご家族に支えられながら生き、自分が辛くても周りへの配慮を忘れない方だと感じた」(33・既婚女性)
しかし、もともとは同じ元プロレスラーの夫・佐々木健介を「テメー、この野郎」と尻に敷く「鬼嫁」キャラだった。
「バラエティー番組では、亭主関白の夫婦よりも、鬼嫁と虐げられる夫の関係のほうが笑いになる。同じく女子プロレスのジャガー横田(54)と夫の木下博勝医師もその構図でしたが、夫の不倫とジャガーさんが涙を浮かべた様子が報じられるとそのイメージが崩れ、さらに北斗さんに仕事が集まっていった印象です」(放送作家)
現在は自宅療養中の北斗だが、子供とゲームをする姿や料理の様子など、変わらぬママぶりをブログで報告している。
「料理番組での手際の良さに、ああこの人は本当にお母さんしてるんだなあと思います」(59・未婚女性)