——志村さんの容態は?
「報道では、私が病院で付き添っていると報じられていましたが、私は行っていません。(新型コロナに)感染してしまうのでいけない。私だって行けるものなら看病に行ってやりたいです。全然、何も出来ません。
こういう状況だから、病院の方や井澤さん(『イザワオフィス』代表取締役社長の井澤健氏)からの連絡を待つしかない。井澤さんも病院に行けていなくて、医者の説明を聞いては、毎日連絡をくれています」
——入院の一報はどのように?
「井澤さんだったかな……。もう、動揺してしまって覚えてない」
——病状について事務所からはどう聞いていますか?
「報道の通りです。集中治療室に入ったというのも、井澤さんからの連絡で知りました」
「会話は出来ていないんじゃないか」
——志村さんはお話できる状態でしょうか?
「……わからない。でも会話は出来ていないんじゃないかなぁ。井澤さんからも意識のことは聞けていない」
——病院への搬送前に体調が悪いという連絡や相談はありましたか?
「けんがいつもお世話になっている病院の主治医が家に診にきてくれて、そこで体調がよくないから入院しようとなったと聞きました。私はその主治医に会ったことがないからわからないけど、だいぶ前から色んな薬をもらっていたみたい。肺か肝臓かな? けんは持病があるから。肝臓が弱っていたからそれかとも思うけど、詳しくはわからない」
——志村さんと最後にあったのはいつですか?
「年に1回か2回くらいしか会わないんだけど、けんは毎年大晦日に来て正月を実家で過ごすんです。今年の正月に会ったのが最後で、そのときには『今度、NHKの朝ドラに出るんだ』とか、『映画の話があるんだよ』と、嬉しそうに話していた。酒はだいぶ減ったみたいだった。何年か前に肺炎やってから、気をつけていたように思います。
日本中が知っている人間ですからね。いつもがんばっているなと。早く回復して元気になってほしい。すぐにでも会いに行きたいよ……」
「身体の動く限りは、ずっとコントをやっていたい」と関係者らに語っていたという志村。日本中が元気になった志村の「だいじょうぶだあ」を待っている。

文藝春秋が提供する有料記事は「Yahoo!ニュース」「週刊文春デジタル」「LINE NEWS」でお読みいただけます。
※アカウントの登録や購入についてのご質問は、各サイトのお問い合わせ窓口にご連絡ください。