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“女性問題”で内紛のGPIF 新理事長に「農中の細川たかし」が選ばれた理由

2020/04/07

 約160兆円におよぶ国民の厚生年金と国民年金の積立を管理運用する世界最大規模の年金ファンド「年金積立金管理運用独立行政法人」(GPIF)。4月1日付けで、新理事長に宮園雅敬(みやぞのまさたか)氏(66)が就任した。

宮園雅敬氏 ©共同通信社

「GPIFは昨年10月、当時理事長だった高橋則広氏(62)を、女性職員との特別な関係を疑われかねない行為があったと懲戒処分にした。その件を巡り怪文書が出るなど、内部対立があり、高橋氏や他の2人の理事が今年3月末に退任する事態に発展しました」(金融機関幹部)

 宮園氏は佐賀県出身で、1976年に東京大学法学部を卒業し、農林中央金庫(農中)に入庫。秘書役や人事部長、総合企画部長など中枢を歩み、2011年から副理事長を務めた。

「農中の河野良雄・前理事長(71)の後任と目された時期もあったが、副理事長を最後に退任し、昨年に企業年金連合会の理事長に転じた」(農中関係者)

 宮園氏はその容貌から、JAグループでは「農中の細川たかし」として知られる人物だ。

「宴会で細川たかしの『北酒場』を唄ったり、頭を動かし『カツラではありません』と言って場を和ます。九州人らしく明るく前向きで、地方のJA関係者にも抜群の人気です。08年にリーマン・ショックで農中が危機的状況に陥った際は、全国を行脚して出資を募り立て直した。また、弟の宮園浩平氏は東大の副学長で腫瘍生物学の権威」(同前)