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2020/04/14

マイナス金利の影響で「逆ざや」に陥る地銀も

 さらに、マイナス金利の影響で、2期連続で運用利回りが調達利回りを下回る「逆ざや」に陥っているのが、福島、大東、筑波、東京スター、島根、福邦だ。その中で預証率が27%と高いのが、福島県郡山市に本店を構える大東である。

「福島県は他にトップの東邦と福島があり、過剰気味。福島は昨秋まで大東と同じ米資産運用会社が筆頭株主でしたが、業績低迷が著しく、『第4のメガバンク』を標榜するSBIホールディングスと資本業務提携を結んだ」(銀行アナリスト)

 大東銀行はこう回答した。

「厳格なリスク管理に基づく運用を実践しております。東日本大震災時などに培ったノウハウをもとに、迅速で適切な経営支援活動を展開したいと考えております」

 金融庁は「健全性にかかわる様々なデータを確認し、運用のモニタリングをしている」(幹部)という。検証をより強化し、地銀各行とトップ会談を始める予定だ。

「金融庁はシステム統合などを視野に入れ、自前主義の脱却を求める方針です。経営環境が厳しい東北や四国、九州で再編が進むはず」(前出・銀行アナリスト)

 地銀再編の号砲が鳴る。

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