韓国では大きな災害があると、若手アイドルからベテランまで芸能人がこぞって寄付にいそしむのが通例。今回のコロナ禍も例外ではない。
韓流ブーム初期に日本でも高い人気を誇ったスター俳優のソ・ジソブは、3月6日に3億ウォン(約2700万円)を社会福祉団体に寄付。ソ・ジソブはまた4月7日に結婚を発表した際も、大々的な披露宴を自粛する代わりに5000万ウォン(約450万円)を寄付している。
そのほか同じくスター俳優のヒョンビンが2億ウォン(約1800万円)、イ・ビョンホン夫妻、ソル・ギョング夫妻、チョン・ウソンらが1億ウォン(約900万円)ずつと、コロナ禍克服のために私財を快く提供。なかには100万ウォン(約9万円)を寄付した俳優のイ・シオンが「安すぎる」とネットで叩かれるひと幕もあったが、多くの芸能人がその善意を賞賛されていた。
一方で、コロナ禍のために評判を落とす結果となった芸能人もいる。その筆頭が、男性グループ “SUPERNOVA” のユナク。韓国芸能人初の感染確定患者だ。
高級個室クラブの女性と“接触”が発覚
SUPERNOVAは2007年、6人組の “超新星” としてデビュー。2009年に日本デビューを果たし、日韓双方を行き来する活動を積極的に行ってきたグループだ。2018年の事務所移籍にともなって6人組から5人組へ、またグループ名をSUPERNOVAに改めた。リーダーのユナクは、1982年生まれの37歳。デビュー前に国費留学生として愛知大学を卒業した経歴を持ち、とりわけ日本語が堪能なことで有名だ。
韓国の芸能メディアがユナクの感染確定をスクープしたのは、4月3日のこと。ユナクは3月24日に日本での仕事を終えて帰国、その後27日に発症して31日に検査を受け、4月1日に陽性判定が出た。韓国芸能人の感染確定者第1号だったため、現地メディアが大きな注目を寄せたのはいうまでもない。
ところが4月7日になって、また新たなスクープが飛び出した。ユナクが発症する前日の3月26日、韓国で “ルームサロン” の女性従業員(36)と接触していたというのだ。ルームサロンとは、個室タイプの高級クラブで、密室で女性ホステスと飲食を楽しむ。現地紙では“風俗店”とも報じられた。