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「私と松浦さんが男女の関係になったことは一度もありません。ふざけて『やろーぜ』と連絡がくることは頻繁にありましたが、美人の知り合いも多い松浦さんですから、冗談だろうと受け流していました」(A子さん)

 松浦氏との親交を深めていたA子さんだったが、2016年11月頃、ある出版社から、A子さんのもとに松浦氏の自伝の執筆依頼が寄せられた。

松浦氏の自宅。松浦氏の取り巻き数人と一緒に遊ぶことが多かった

40時間以上の音声データを録音した理由

「出版社の担当者は私を通せば松浦さんも自伝本の出版を承諾するんじゃないかと思ったようです。松浦さんとは毎日のように会っていたので、ライターとして自分にしか書けない松浦さんの姿が書けるんじゃないかと思い、執筆依頼を受けました。それで2016年12月から松浦さんの生活に密着して2カ月ほど取材をしたんです。気を抜いた時にしか出ない本音もあるだろうからと、できる限りボイスレコーダーを回し続けました。お酒を飲んでいる場でも、遊んでいる場でも、そして時には大麻を吸っている場でも。この音声データはその際に録音したものです」

 A子さんはなぜ自らの大麻使用を明かしてまで、松浦氏の違法薬物使用を告発する決意をしたのか――。

 話は昨年12月に遡る。A子さんはFacebookにエイベックスに対して批判的な投稿を繰り返していた。真偽は不明だったが、エイベックス在職時代に受けたパワハラや、松浦氏を巡るトラブルについて詳細に書かれていた。取材班が連絡を試みたところ、A子さんはこう語り出した。

「エイベックス在職中はひどい社内イジメに遭いました。そのうえ退社して、松浦さんの自伝本を書き上げたあとには、松浦さんと出版社の都合で本が出版されなくなったこともありました。数万字の原稿を書き上げましたが、原稿料はいまだに支払われていません。しかし松浦さんにお世話になったことは事実ですし、エイベックスの音楽が好きなことにもかわりはなかった。だからいままで口に出すことはありませんでした」

A子さんのFacebook投稿。エイベックス在職時代のいじめや、松浦氏の自伝本の出版取りやめの経緯などを綴っている
A子さんのFacebook投稿

松浦氏からの手酷い「裏切り」

 しかし、Facebookへの投稿の数日前に、松浦氏から手酷い「裏切り」を受けたのだという。

「とても困っていることがあって、松浦さんに助けを求めたんです。『本当に困ったら連絡しろよ』と言ってくれていたし、助けてくれるかもしれないと。しかし、優しい言葉すらかけてもらえませんでした。それで、社内いじめや自伝本が取りやめになった経緯をFacebookに投稿しました。するとエイベックスの元同僚らから、『公にしてくれてありがたい』『これで社内も少しはマシになるかもしれない』と連絡が届いたんです。こんなに辛い経験が人の役に立つこともあるのか、と少し救われた気がしました」

 その後、A子さんはFacebookに複数の投稿を続けた。