「2016年9月から12月頃までは、松浦さんと取り巻きの人達と毎日のように一緒にいました。松浦さんの自宅でVR(バーチャルリアリティ)ゲームをしたり、夜中にラーメンを食べたり。そして、週末になると決まって、松浦さんと一緒に大麻を吸っていました」
そう告発するのは元エイベックス社員の女性A子さん(30代)だ。有名私大を卒業した後、エイベックスに入社。しかし数年勤めた末に、人間関係に悩み退社した。その後はライターとして雑誌やウェブサイトに寄稿している。
「文春オンライン」編集部は、40時間に及ぶ松浦氏とA子さんの肉声がおさめられた音声データや、松浦氏とA子さんによるLINEのやりとり、膨大な数の画像データなどを入手した。そこには松浦氏にこれまでつきまとっていた”薬物使用”をほのめかす記録が残されていた。
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※音声動画は【第3部】最後のページで公開
欲望にまみれた音楽フェス「ウルトラジャパン」のVVIP席で……
A子さんが松浦氏の誘いで初めて違法薬物らしきものを摂取したのは、2016年9月17日、お台場の特設会場で開催された音楽フェス「ULTRA JAPAN(ウルトラ ジャパン)」でのことだ。「松浦さんから突然『お前のウルトラのチケット、VVIPで3日分とっておいたから』と言われたんです」とA子さんは回想する。
「当時はすでにエイベックスを退社して、ライターとして働いていました。ただ自伝の執筆依頼前だったので、松浦さんとはプライベートのみでの関係です。『ULTRA JAPAN』には行きたいとは思っていましたが、一般席のチケットを自分で買うつもりでした。だから招待されてとても嬉しかった。VVIP席なんて恐れ多かったのですが、こんな機会も滅多にないだろうと思ったので、甘えることにしました」
ウルトラのVVIP席について、「一般人ではまず行くことのない超高級席」と語るのは業界関係者だ。
「VVIPは『Very Very Important Person(超重要人物)』という意味。ウルトラのVVIP席は通常、イベント関係者やスポンサーしか入れないブースです。毎年芸能人や経営者などのセレブも参加していますが、チケットはおよそ数百万とも言われています。ドンペリをまとめて注文すると美女が盛り上げてくれる約500万円のサービスもある。金と欲望が渦巻く、成功者だけしか足を踏み入れることが出来ないスペースなんですよ」