【トップ文書】「富川アナが主に使っていたエリアは封鎖」
《報道ステーションのスタッフルームやニュースルーム、スタジオをはじめ関係する社内エリアはこの週末からきょうまでに複数回にわたって徹底的に消毒し、富川アナが主に使っていたエリアは封鎖して使用禁止としました》
《当社は日々の番組で視聴者の皆さんに、感染防止の重要性を訴えてきましたが、その番組の当事者がこのような事態となってしまったことを重く受け止めます》
《感染症のパンデミックという未曽有の事態ですが、当社は報道機関として、この状況を丁寧に伝えていく責務があります。これ以上の感染を防ぎながら、放送継続をしっかりと果すべく、引き続きよろしくお願いいたします。代表取締役会長・CEO 早河 洋》
技術班は業務継続……徹底的な対策と言えるのか
早河氏は徹底的な対策を講じていると主張するが、別の同局関係者は不安を隠せない。
「報ステの制作陣は《テレワークか自宅待機》とされていますが、実際には富川アナと同じ空間にいたカメラマンなどの技術班は、別の生放送番組の業務などを今でも普通に行っている。徹底的な対策と言えるのでしょうか。
富川さんも無理して出演してしまったという経緯がある。8日水曜日のオンエア前からスタジオで咳込み苦しそうな場面もあったので、スタッフも異変を感じ取り、『富川さん、大丈夫か?』と心配をする声が上がっていたんですが……」
富川アナは4月3日、4日に38度の発熱があったが、5日には平熱に戻ったため、週明け6日月曜日からの放送には普段通りに出演していた。しかし、9日に息苦しさを感じて、10日には入院。CT検査を行い肺炎が確認され、11日にコロナの陽性が判明した。この関係者は「出演とり止めの判断が1週遅かったのではないか」と、無念そうに語った。

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