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“対前年比プラス”も? コロナショックでも「ラブホテル」の需要が落ちにくいワケ

2020/04/17

 新型コロナウイルスに大きな影響を受けている観光業界。中でもホテルをはじめとした宿泊施設の惨状は日々深刻化している。ホテルの実力は稼働率や平均客室単価にあらわれるが、様々なホテルを取材するとこれまで見たことのないような信じられない数字が並ぶ。概して地方の観光地は低調で、「稼働率10パーセント以下」という例も見られた。

 都市型ホテルも、観光地ほどではないにしろ当然影響は出ている。以前は稼働率90パーセント以上を誇っていたホテルが、30パーセント以下に大幅ダウンというのはもはや当たり前の話になっている。

コロナショック下で存在感を際立たせるレジャーホテル ※本文とは関係ありません

 いくつかのホテルで共通していたのは「2月は減少したもののある程度の予約はあったが、3月は大幅に減少、4月は7日に発令された緊急事態宣言を境に軒並みキャンセルになった」というケース。とあるビジネスホテルの具体例を出すと、2月=70パーセント、3月=30パーセント、4月=10パーセント台(想定)だという。

対前年比プラスに転じたラブホテルも

 そんな最悪の状況の中、異彩を放っているのが「レジャーホテル(ラブホテル)」だ。もちろん、外出自粛の影響はあるものの、対前年比で70~80パーセントといった施設が多かった。中には3月末の実績で対前年比プラスに転じた施設もある。以前からかなりの人気施設として知られるホテルであるが、それにしてもこのご時世で対前年比プラスというのは驚きと言うほかない。