緊急事態宣言2日後の4月9日、新宿・歌舞伎町のセクシーキャバクラに入店したのは立憲民主党の高井崇志衆院議員。「週刊文春」が前号で「イキそう」「犬になりたい」と存分に楽しむ様子を報じると人気講談師、神田伯山からもラジオで「コロナでお笑いの人も大変。それでもやっぱり爆笑王は出てくる」と揶揄される始末。枝野幸男代表から「議員辞職に値する」と断じられ、除名された。
政治部デスクが嘆く。
「日頃なら『馬鹿だなあ』で済んだ話かもしれないが、コロナ禍の緊急事態においては完全アウト。後手後手の対応で支持率を落とす安倍政権を助けてしまった。ここぞとばかりに、高井氏の古巣の維新の、松井一郎大阪市長や吉村洋文府知事が声高に議員辞職を求めています」
だが実は、議員辞職どころか離党すらしていない問題議員が国会にはワンサカいる。筆頭が河井克行前法相と妻の案里参院議員だ。案里氏が初当選した昨年7月の参院選をめぐり、秘書が公職選挙法違反(買収)の罪で起訴された。克行氏から現金20万円を受け取った地元町長は辞職。包囲網が狭まる中、案里氏は持病の薬と酒を一緒に飲んで入院騒ぎ。克行氏は国会に登院するが、記者団の質問には無言。慌てて本会議場に入る際、申し合わせで決まっている手の消毒もせず、批判の声も出た。
「4月20日には案里氏の秘書の初公判もあった。秘書は罪状認否を留保しているが、さらに批判が高まるだろう」(政治部記者)